
大地に輝く黄金色の稲穂から「黄金のベンガル」と謳われるバングラデシュ。ガンジス川流域のデルタ地帯に位置する国土は肥沃な土と豊富な水に恵まれ、米作が盛んです。バングラデシュの女性が着るサリーやサロワル・カミューズは色使いが華やかですが、米袋もとてもカラフルでたくさんのデザインがあります。
この米袋を利用して就労の機会に恵まれない女性たちのワークグループがバッグを作りました。米袋は再利用ではなく、未使用のものを市場で仕入れて使用しています。丈夫で水にも強く、大きめサイズのトートバッグはレジャーやお買い物に活躍します。


バングラデシュの米袋には、豊かな自然や生活の様子が素朴なタッチで描かれています。田植えをする人、収穫の風景、精米作業を行う女性たち、国を象徴するベンガルタイガー、川イルカなど様々です。これらの絵柄に加えて派手な広告文字や皿に盛られたビリヤニ、チキンカレーなどの写真が加わり袋全体を埋め尽くします。そのダイナミックで奇抜な構図や派手な色使いにバングラデシュらしさが溢れています。
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米袋バッグを作っているのはバングラデシュの姉妹、マルタとドリーが運営する女性のためのワークグループです。2001年からダッカで女性と子どもたちの自立のための支援活動を行っているスコットランドのNGO団体のプロジェクトのひとつで、現在23名の女性が参加しています。その多くが乳飲み子を抱えながらも家族の支援もなく、就労の機会に恵まれない女性たちです。
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参加予定イベント:金沢文庫芸術祭(横浜市)、アースデイマーケット(西東京地区)、東海エコフェスタ(愛知)、国際フェスタ(駒ヶ根市)など、関東・中部地域を中心に・・・
国内でもイベント開催が戻りつつあります。ぜひ足をお運びください。みなさんとお会いできることを楽しみにしております。
出店情報はこちら

これまでに製作した作品はギャラリーのページに掲載しています。ぜひご覧ください。
販売はイベント会場と自宅をメインに行っています。お問い合わせはメールで ricebag.bd@gmail.com までご連絡ください。
なお、長野県駒ヶ根市内にあるバングラデシュのカレーレストラン「アンシャンテ」さんにも商品を置かせていただいています。
日本国内で米袋をリメイクして素敵な製品を作っている皆さんを訪問して、交流を深めています。
パティスリーアンサンブル駒ヶ根 2022年11月
駒ヶ根市の障がい者就労支援施設「アンサンブル駒ヶ根」で作られている米袋バッグをご紹介します。
バッグは施設やグループホームの食事で使用した地元の米袋を再利用したもので、かわいい「おにぎり」や「栗」のストラップもついています。手作りのぬくもりが感じられるすてきなバックです。

米袋バッグは同施設内の洋菓子店「パディスリーアンサンブル駒ヶ根」で販売されています(価格:300円~)。
信州では家庭菜園がさかんですが、アンサンブルの米袋バッグはお裾分け用の野菜・フルール入れにぴったりサイズです。先日出店した新城市のマルシェで、バングラデシュ米袋バッグといっしょに販売させていただき、大人気でした!

南魚沼の「NPO法人 みんなの庭」を訪問 2018年6月
米どころ南魚沼の「NPO法人 みんなの庭」を訪問しました。「母親を笑顔にしたい」というコンセプトのもと、育児中の母親が自分と向き合い、ほっとできる居場所を提供することを目ざして活動されていてます。地元のブランド米「魚沼産こしひかり」の米袋を再利用したバッグ、アクセサリー作りもそのひとつです。
子育て中のお母さんたちが、米袋バッグを作ることによって社会とのつながり、地元とのつながりを意識できることはとても貴重な時間だと思います。南魚沼の米袋バッグとバングラデシュの米袋バッグ、ともに女性たちにより丁寧に作られた作品です。ぬくもりのある作品が多くのみなさんのもとに届いて、使っていただけることを願っています。